室町時代後期〜末期頃と思われる和鏡です。いわゆる蓬莱鏡という種類の文様の和鏡で、室町時代から江戸時代初期にかけて流行した鏡です。本品は江戸時代初期に流行したいわゆる「ボテ鏡」と言われる蓬莱鏡より文様の彫りが薄く、さらにボテ鏡では簡略化されてる松の枝葉がしっかり表現されていること、外区まで簡略化せず細かく文様が描かれていること、縁の高さが江戸時代のボテ鏡より低いことから、室町時代後期〜末期頃の作品と判断しました。鏡の文様面には漆らしきものが全面に塗られてますが、文様の保護の為によくされていたそうです。また、表面は銀色と黄銅色になってますが、室町時代の和鏡の材質は錫の分量が少なく黄銅色になるため、銀メッキをして映るようにしたそうです。(参照・高精細画像でみる和鏡)

あくまで個人の素人判断ということでよく考慮しての入札をお願いいたします。ノークレームノーリターンでお願いいたします。

直径・約11cm
重量・403g

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