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柚子肌に伝統的な山に松を描いた懐かしい景色、優しく淡い桃色の肌にほんのりと緋色に焼成された美しい美濃伝統の志野茶碗です。蒔窯でじっくり焼成された穏やかで優しさに満ちた、加藤健氏の志野をお勧めいたします。
お祝いの贈り物にもお勧めいたします。
■サイズ:外口径11.9cm 高さ8.3cm
■重さ:390g
■付属品:袋真田紐付桐共箱、共布、しおり
■窯元:土岐市/源九郎窯・加藤健作 (限定1作品)
●ご提供の器は陶芸家の一つひとつ手作りですので、1点物として販売しております。
●志野について
天正期中頃にはじまったといわれています。志野の最大の特徴は絵付けがされたと言うことです。これは日本陶器史上画期的なことです。印判とか、掻落としとかの技法はありましたが釉薬の下(施釉する前)に絵を描く、いわゆる染付けのはしりです。総じて大振りな素地に筆を使い鉄釉で絵を描き、基本的には長石だけの釉薬を使いじっくり長時間かけて焼きあげられます。当時出所は不明ですが(たぶん土岐川沿いで掘られたと言う説もある)カリ分の多い(焼くとドローっと熔ける)長石が使われていたようです。
下絵は身近な風景、物が簡素に描かれています。物によっては、素地、釉薬の中の鉄分が焼成段階に緋色 (鉄粉が熔けて赤く浮き出る)の景色をつくったりします。大振りな器体にたっぷり厚く掛けられた長石釉の白さ、柚子肌の中から浮き上がって見える下絵が最大の魅力とされています。
志野には、他に絵のない無地志野、鬼板(自然の酸化鉄)と言われる物を水に溶かし、それを素地に化粧がけし長石釉をかけた鼠志野があります。鼠志野にも無地鼠志野と化粧がけの後へらで文様を彫り、長石釉をかけることによって、あたかも鼠色の素地に白色の象嵌をあしらったかのように、白い文様を浮きだたせたものもあります。そして鬼板の鉄分含有分が少なかったり、化粧がけが薄かったり、その他窯の調子で赤く発色したものを赤志野と呼ばれています。
志野には、茶陶の茶碗、水指に優れた作品が多く、また、懐石用の食器も志野によって完成されたといわれています。