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・仁丹の広告、チラシ、ビラ用の金型になります。
・自社の広告展開に命をかけ、日本の広告王と称される森下博の歴史を感じられる貴重な品になります。
・右下に『森下博営業所』とあります。森下仁丹webサイト内の「森下仁丹百年物語」から調べてみた所、社名が森下博薬房から『森下博営業所』となったのは大正11年(1922年)になり、次に社名が変わったのは昭和11年(1936年)になりますので、大正11年〜昭和11年頃の金型と思います。

・サイズ
縦約7.5cm
横約6.5cm
厚さ約4mm
重量約141gになります。

森下は経営の基本に「家族主義」を置き、社員に対して物と心の両面におよぶ心配りを見せた。森下が名付け親となった社員の子は340名に達し、森下家の墓の隣には社葬で葬られた人々の墓を作って弔った。
昭和恐慌で苦境に追い込まれた際にも決して解雇をせず、宣伝を駆使して克服した。
昭和6年(1931年)には紺綬褒章を受賞し、1938年には第2回日本広告大賞を受賞、その他国際親善にも寄与し関係諸国からも多数の勲章を受けた。
各季節毎に開かれる全従業員参加の慰安会を森下はいつも心待ちにしていたという。

「森下仁丹」の生産実績が医薬品業界のトップとなるのを見届けて、1943年（昭和18年）3月20日、兵庫県西宮市六甲苦楽園の自宅で死去した。享年75。翌日中国大陸の新聞は「神薬仁丹の創業者、日本森下博大先生死す」と訃報を伝えた。


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