当時の超最高級木材として珍重された『唐木』を
此れ程までにも贅沢に用いて謹作された今作とは

当店の類い稀なる経験の中でも初見と成ります
極めて稀有な『団扇尽くし』文様が描き尽くされた

二度とは御眼に掛かる事の叶わない
由緒正しき本筋の大名道具と成っております。

(時代)
江戸期

(寸法)
火屋台座を含む
最大高さ(15.8cm)
最大横幅(11.0cm)
総重量　(564g)

近頃では当店の文章や画像をそのままコピーした
悪質な『模造店』がヤフオク上でも散見されますが
当店との関係は一切御座いません。

　
極上なる唐木で『木』を表し
香を焚く事で『火』を表し
焼物の素地で『土』を表し
七宝の摘みで『金』を表し
雨龍の彫りで『水』を表した
『陰陽』五行説を取り入れた
空前絶後の献上作と成っております。

　
今作に用いられた金質は限り無く『純金』に近い
正真正銘なる本筋の献上薩摩焼と成っております。

　
今作とは献上する為に謹作されておりますので
言うまでも無く在銘は入れられてはおりません。

　
見事に刳り貫かれた特別製の台座です。

　
(状態)
百年以上の経年を迎えた『古美術品』ですから
至極当然と言えます極めて僅かな小疵等は御座いますが
それ以外には特筆すべき傷みの無い
無疵完品レベルと成っております。

　
本筋の技巧が冴え渡る別格品と成っております。