商品に興味をもっていただき、ありがとうございます。
以下お読みいただき、入札をお待ちしています。

【商品の説明】

壺屋（渡名喜）　徳利

江戸後期（19世紀前半)

口径　3.0センチ
径　　16.0センチ
高さ　9.0センチ
底径　5.8センチ

状態　①口に金直し
　　　②首の部分にペイント跡
　　　　肩の部分の「モスグリーン」の
　　　　色がオリジナル。
　　　　（緑青色の部分は縦すじの筆跡。
　　　　直しの痕跡はなく、
　　　　見栄えを良くしようとした意図を感じます）
　　　③下部の尻張り部分、割れており
　　　　「とも直し」で継いでいます。
　　　④底が無釉のため、水を長い時間入れておくと
　　　　僅かに漏れます。
　　　　（花を活けるときは
　　　　何か受け皿をおくと良いと思います）
　　　　とも直し部分から漏れはありません。


説明　江戸後期、琉球壺屋焼の徳利です。
　　　一般に「渡名喜」と呼ばれるもので
　　　輪郭のくっきりとした造形に
　　　ただ「カッコいい」と形容するほかない
　　　ほど見事です。

　　　これに相まって口から首にかけての緑釉
　　　肩から下の流しがけ
　　　そして尻の張った胴の鉄釉と
　　　くっきり釉調のコントラストが
　　　大変目を楽しませてくれます。

　　　説明に書きましたが
　　　首の部分の銅釉は肩の部分に僅かに見える
　　　「モスグリーン」の方がオリジナルです。
　　　ペイントの部分は少しづつ摩滅して
　　　オリジナルの部分が表れていますが
　　　無理に剥がすと器面に傷をつける可能性が
　　　あるので自然に剥落するのを
　　　待つ方が正解だと思います。
　　　
　　　尻張りの部分明らかに割れたところを
　　　接直している跡が見えますが
　　　激しい戦火を潜り抜けた歴史があるため
　　　「完品」は稀で
　　　ほとんどが何かしら傷があるのが普通です。
　　　
　　　直しがあっても
　　　これだけ「見どころ」の多い作品は
　　　滅多にありません。
　　　ぜひご検討ください。

【その他】

不明点はご質問ください。