1992年頃 非売品・非掲示品
　・宝島 レーザーディスクメモリアルボックス 発売告知ポスター（BD DVDではない）
(東京ムービー新社・TVアニメ版・劇場版・出崎統・杉野昭夫）
B2サイズ・1枚

※浅い折り目あり
※その他特に重大なダメージは認めませんが、素人検品前提に購入検討願います
※丸めて筒状にして発送します


換骨奪胎、とはまさにこのこと
スティーブンスン原作「宝島」を、話の筋はそのままに大胆にアレンジしたのがこの作品
出崎統監督の手による、珠玉の名作の一つ


原作で敵役に過ぎなかったジョン・シルバー船長を、本作では”男のなかの男”として描きます


母と２人きりで宿を切り盛りしてきたジム
そんなジムにとって、宝島へ向かう船中で出会ったコック・シルバーは父性の象徴。頼れる存在に
一少年として素のまま接し、憧れに近い感情を抱くようになります


しかしシルバーは変節、宝をわが物にするため海賊の本性を現し、ジムの敵として立ちはだかります
憧れに裏切られた哀しみ、どこか信じたい気持ち、そんな存在と対峙せねばならぬ葛藤
ジム側、海賊側に分かれてのお宝争奪戦をベースに、一進一退の活劇が繰り広げられ、そのながでジムの心情が描かれてゆきます


では、変節したシルバーが極悪人か？と言えばそれは違います


自分が求める物のためなら命をかけ、力づくで奪い、時に人を殺めることも厭わない男
そして仲間は見捨てず、筋を曲げない不屈の魂、海千山千の海賊を統率する豪胆さ


全霊を以って挑戦できる何か、魂を充足する何か、人生を懸ける価値ある何か
その何かを求めて生きるなか、たまたまジムと相反する立場になっただけなのです


ジム演じる清水マリと、シルバー演じる若山弦蔵のやり取りがまた素敵
この二人の演者により、時折シルバーが魅せる懐の深さ、優しさが、しびれるような感動を以て胸に迫りました


今も時折、旅にでたいな～と思った時に手が出る一作
生死をかけた冒険、海賊との戦いの日々、そこに垣間見る男たちの生き様
私は、まるでジムその人のように冒険の日々思い出し、今も懐かしく感じるのです^ ^


それがこの、アニメ版「宝島」でした


♪亡者の箱まで、にじり登った15人ン～ン！
♪一杯やろうぜヨーソロー


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