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径12.1cm、高さ7.0cm、高台径3.9cm、重さ358g(家庭用量りで計測) で、目につく傷み・修理修繕はありません。
高台内に漆による銘が入った珍品です。由緒ある旧家に伝世してきた品ですので、武家、豪商、茶人あたりの著名な数寄者の花押かも知れません。優品として珍重されてきたのでしょう。
全面が「深い漆黒釉」となった上がりで、見事な還元焼成。経年変化による時貫入も力がみなぎっていると思います。
中国・北宋時代には、儒道(儒教と道教)の「他に先んずる」との精神・思想が影響してでしょうか、、、焼き物の世界においても、手の切れるような完璧な焼き物が焼成されるようになりました。
その流れは、約800年前の南宋時代にも引き継がれ、窯の中で焼成温度が管理されて還元焼成がなされ、鉄(釉)本来の色合いである黒色に焼き上がった漆黒釉の天目(茶碗)は「極上」とされたようです。
窯変による表面的な「綺麗さ」だけに着目した日本人は、とかく「中国とニッポン国では美意識が違うのだ」などと自慢気に論じますが、実際のところは内面をも重視した中国とは「精神・思想が違う」のです。さすが中国ですね。
出品の天目茶碗、還元焼成によるテカリある漆黒釉でして、まさに800年前の中国人が追い求めた極上品。
サイズ、茶溜まりが小さめ、腰の段の位置、胎土の枯れ、高台脇に出たかすかなカンナ目、高台作り、高台内の削りなど申し分ないと感じ思ます。
琴線に触れる方、いかがでしょう。
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