籠本体の高さ266-268ｍｍ、横幅256ｍｍ、奥行き100ｍｍ。重さ416ｇ。古民藝の逸品として民藝館にも収蔵されている、熊本の編組の背負い籠です。本品は古手の素晴らしい味わいと状態の良さに加えて稀少な小型のサイズという、博物館・美術館に収蔵されるクラスの逸品です！熊本独特のこの背負い籠は紙縒り編みとされてきましたが実際は自然の植物を使って編まれているそうです。また本品のような古手のものに見られる黒い塗りは豚の血を使ったとも伝えられています。当方はこれまで2点ほど扱ったことがありますが本品はこれまでの品に比べて一回り以上小さく、どのようなものを入れたのでしょうか。またこれまでで一番状態も良く、編みも細かい上手な品で古格があり味わいが良い逸品です。表の上部には屋号か何らかの文様が編み込まれているようにも見えますが、塗が分厚く確認できません。古民藝の逸品中の逸品と思います。

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